サラリーマンは2度破産する (朝日新書)

「サラリーマンは2度破産する (朝日新書)」藤川 太朝日新聞社

アマゾン購入感想

なんだかなぁもうわざわざ新書で出すほどの内容ではないのでは? よくあるマネー雑誌に書かれてることそのままで、そんなことは百も承知であると言いたい。このような題名を付けるのならもう少し突っ込んだ内容が欲しかった。そりゃ家買えば借金抱えるし、子供の学費もかかるし、奥さんが働けば家計は助かるし、当然でしょ、ということのオンパレード。

お金は面倒で大事だと実感所謂「定職」についている人は,1)お金のことをきちんと考えている人,2)漠然としまりやな人,3)漠然と浪費している人,4)確信的に破滅への道を歩んでいる人,に分けられるのでしょう。
この本は3)の人を1)へと導く本です。
安心して生活をしたいというのは誰しも望むことですが,どうしたら安心が手に入るのかなんて学校では教えてくれません。人に勧められるままに保険に入っていたり,なんとなく「××円貯めよう」と考えたり,多くの人はお金の素人のまま毎日の雑事に追われます。
それを一度全部見直して,余裕を持って定年を迎えましょうというのが本書の趣旨です。
ライフプランの立て方,貯め方,保険の組み立て方,更には投資との付き合い方と,お金にしっかりしている人の「常識」を手短に叩き込んでくれます。

という訳で,もともとしっかりもので勉強家の1)の人たちには聞いたことがあるような話ばっかりと,本のタイトルの割には常識的な内容に気落ちしてしまうかもしれません。
2)の人たちは「交通機関が整っているところで生活しているのに,車なんて要らない」ともともと考えているので,これまた参考になるところが少ないかもです。(いろいろと得られるところはあると思いますが)
4)の人たちはこの本を手に取ることはないでしょうなので除外。
世間の中で稼ぎが悪いわけではないだろうに,お金が貯まらないなぁと思っている3)の方々は必読です。

(でもやっぱり私はお金のことは不得手だなぁ・・・)

この本を衝動買いする私には役に立つかも主婦雑誌やインターネットでもよく見かける内容ですね。
ただ情報が1冊にまとまっているので自分でライフプランを見直す際の参考書として使ってみようと思っています。

つまんない・・・サラリーマンの5割の家計が「病気」を抱えている

1万世帯を超える家計の診断を行ってきた著者が、サラリーマンの人生設計を指南する。

タイトルのインパクトとは遠い、非常にオーソドックスな人生設計のお勧め本。書いてあることは非常にまともですし、多くの方にとって役立つことも多く載っているとは思うのですが・・・退屈です。

ライフプランのいわゆる「常識」について語られているだけで、著者独自の主張みたいなものがあまり感じられませんし、「なるほど」と膝を打つような新たな発想も特にありません。生命保険の見直しや、持ち家についての考察も、「いらない!」というくらいの割り切りがないとつまらないと思います。

結局タイトルで想像するような過激な内容は一切なし。内容はそれなりの良書なので読んで損はしませんが、多くのマネー本を読んできた自分としては退屈極まりないものでした。

なお、刺激という意味では橘玲さんの『世界にひとつしかない黄金の人生設計』などがお勧めです。

人生に潜むリスクと向き合うきっかけを得られるのは確か本書を手に取る前に、自分のライフスタイルを振り返り、給料と貯蓄に対するスタンスを今一度整理しておくとよいです。毎月給料を得た際、「まず将来に備えた貯蓄分を差し引き、残額で生活する習慣がある」のか「とりあえず給料をもとに生活し、余ったお金を貯蓄する」のか。前者であれば、本書を読む必要は特にないかもしれません。程度の差はあれ、お金が身につくタイプのライフスタイルを持っているから、です。
反対に、後者であるなら要注意。是非、本書におけるライフプランシートをもとに、「予測される生涯収入」「人生における各イベントでの支出」「他界するまでの予想固定費」などを1つずつ具体的に描いてみるとよいでしょう。貯蓄よりリスクを積み立てていることに思い当たるはずです。
もっとも、「お金が身につくタイプ」であったとしても、生命保険見直しのくだりはなかなか参考になる内容なので、この分野への自信が大きくないなら本書を読んで損はないです。タイトルは少々大袈裟なれど、人生に潜むリスクと向き合うきっかけを得られるのは確か。将来のライフプランを描いたことがないのであれば、「夢がない」などと思わずに、一度手に取っていただきたい一冊です。

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